「綺麗」な体を作る!ヨガ・ピラティス・ジャイロキネシス🄬を語る座談会
先生たちがヨガ、ジャイロキネシス🄬、ピラティスを始めた理由
ケイカ)*以下、ケ)腰とひざを痛めた時にメンテナンスをしようと思ったのがきっかけです。自分が「すごくいいな!」と思ったものを人にも勧めたいという思いから講師を務めていますが、今でも「教える」というより「いいことをみなさんとシェアしたい!」という感覚です。
柴田)*以下、柴)バレエをずっと教えていましたが、若いダンサーたちのメンタルが壊れたりするのを見て、何かケアできないかと考えたのがきっかけです。いろんなジャンルをやってみて、自分にはジャイロキネシス🄬がいちばん合うと感じました。手首を骨折したときに、ヨガはできなかったけどジャイロキネシス🄬ならできた、という経験も理由の一つです。専用の機械がなくても1対多数の生徒さんたちとレッスンできるのがジャイロキネシス🄬の良いところでもあると思います。レッスンを通じて皆さんの心もケアすることができたらと思います。
両川)*以下、両)現役時代はケガばかりしていて、お腹の筋力が安定しないという自覚はあったのですが、当時は忙しくてなかなかケアできませんでした。きっかけは、吉田都さん(*元英国ロイヤルバレエ団プリンシパル)のワークショップのアシスタントティーチャーを務めた際、レッスンにピラティスのメソッドを取り入れていて、その良さや効果を感じたことが大きいです。学び始めて最初のうちは「やりたくないな」という気持ちの時もあったり(笑)、トレーナーの言っていることが理解できないこともあったのですが、続けていくうちにどんどん良さが分かるようになりました。
ケ)ヨガを始めて身体の調子が良くなったのはもちろんですが、やればやるほど、自分を大事にしようという気持ちが沸き、きちんと手を掛けただけ自分に愛着がわくようになりました。あと、回復力が上がりました!疲れが取れやすくなり、自分の身体の変化に気づけるようになりました。
柴)ジャイロキネシス🄬は心が落ち着きます。これまで頑張りすぎていたけれど、そうしなくても良い、ごちゃごちゃ考えなくて良いと思えるようになりました。体は柔らかい方だったのですが、それでも固くて動きづらい箇所もあり、そういった部分がスムーズに動くようになりました。体の中が安定する感覚があります。
両)ヨガ、ジャイロキネシス🄬、ピラティスの全部に共通するのは「呼吸による心の落ち着き」ですね。イライラを抑える呼吸の効果はすごいと感じています。いろんな身体の変化を自分の身体で実験して楽しんでいる最中です(笑) 発見がいろいろ!頭でわかっていたことが身体で分かるようになったり、他のジャンルの良さがもっと実感できるようになってきました。これからぜひみなさんにお伝えしていきたいです。
ケ)アクシスの生徒の皆さんは本当にまじめですよね。なので、どうしてもがんばりすぎちゃう。
柴)そうですね、みんな明るくて、まじめ。バレエに活かしたい、自分の身体をより良くしたい、という気持ちを強く感じます。なので、とても教えやすいです。生徒のみなさんが身体の変化をいろいろ報告してくださるのも嬉しいです!
両)柴田先生のジャイロキネシス🄬に通っている生徒さん、良くなりましたよね!カンブレ(*バレエでゆるやかに上体を曲げる動きのこと)や上半身がキレイになっていく過程が目に見えて分かります。
柴)胸を上げる時は肩甲骨を下げる、という感覚がきっとわかるようになったのだと思います。引き上げもそう。正しい肩の位置が生徒さん自身で分かるようになってきました。
両)基本的なポールドブラが改善されて、身体の中がつながっていく感覚ですよね。大人のバレエはやっぱり上半身が綺麗だと素敵ですよね。
柴)初めてのレッスンの時はどうしても「?」となってしまうかもしれませんが、そこで挫折しちゃうのはもったいないですよね。代講で他のクラスの生徒さんを見たときに、この方ジャイロキネシス🄬をやったらもっと良くなるのに、と思うことはあります。
バレエだけを何時間もひたすらやっていると、楽しくはあるけれど、美しくない体になっちゃう
ケ)土曜日のヨガクラスの時、直前のバレエクラスの様子を見て、生徒さんにどんなメニューやアドバイスがベストなのかをいつも考えています。もっと良くなるためのスイッチを入れてあげられたらと思っています。
両)まじめな方ほど自分を責めがち。メンタルを崩さないためにも、呼吸を意識してもらえるよう、リラックスできるようにと心がけています。
柴)ジャイロキネシス🄬に通っている生徒さんたちは股関節が柔らかく整ってきたように思います。
ケ)バレエは特に脚の外旋、外転が強い人が多いので、骨盤を閉じるということを意識してレッスンを進めています。でないと、バランスが崩れて体の軸が倒れてしまうので…。
両)ケイカ先生はバレエのための治療メニューを提供してくれていますよね。その良さをぜひもっとたくさんの人に知ってほしいなぁ…!昔よりもメンテナンス意識の高い人は増えてきたけれど、バレエはバレエ、ヨガはヨガ、とかではなくて、バレエもヨガもジャイロキネシス🄬もピラティスもすべてつながっている、ということを知ってもらえたら。身体で実感しないとなかなか難しいのかな?
柴)そうかもしれないですね。
両)良さを実感した人は周りの人たちにすすめてくれていますよね。良くなった方々の効果を見て、他の皆さんも「やってみよう」と思ってくれるといいな…!
柴)ヨガなどをやれば、マッサージに行かなくても済みますよね。カンパニーにいた頃は週1くらいでヨガを定期的に受けていました。
両)ヨガなどのケアが無かった昔のダンサーたちは、皆バッリバリのムッキムキな身体で頑張ってましたよね…(笑)
ケ)今は皆さん自分の身体をきちんと気にしていますよね。レッスンの時など積極的に質問してくれるようになってきました。
両)他の教室の方々などを見ると、ボコボコの脚になっている人、多いです(涙) アクシスの皆さんの方が少し先を行っているかな、という自負はあります!でも皆さんもっとメンテナンスのためのレッスンをぜひやってほしいな…!オープンクラスでバリバリムキムキ、バレエだけを何時間もひたすらやっていると、楽しくはあるけれど、美しくない体になっちゃう。大人バレエの多くはまだそこから抜け出せないでいることを心配しています。
仕事やプライベートのストレスを軽減する空間
両)柴田先生のジャイロキネシス🄬をこの間受けて、また続けて受けたいと思いました!ジャイロキネシスはいちばんバレエに近いところにあるのかも。
柴)ジャイロキネシス🄬はバレエダンサーが自分自身の身体のケアのために考案したのが始まりだからですね。
ケ)お二方のお話を聞いていて、ジャイロキネシス🄬はバレエに直結する印象で、ヨガはマッサージを受けたい人に特に向いているのかな、と思いました。
両)そうですね。ポアントを履いて練習すると足が張りがちなので、ヨガが効果的かも。
ケ)ポアントだとどうしても外側の筋肉がこわばりがちですよね。そうそう…、最近、身体の状態がすごくよくなった生徒さんがいるんです。年齢とともに回転技が少しつらくなってきたそうなのですが、ヨガでケアしているそうです。大人のお稽古事は自己実現の場であり、自分の時間、自分のためだけの憩いの場でもあり、いろんな人とのコミュニケーション、仕事やプライベートのストレスを軽減する場でもあり、そういう空間があるのは素敵なことだと思っています。
両)そうですね!
アームスが身体とつながっていない人は、絶対ジャイロキネシス🄬をやるべき!
柴)最初は何が効いてるのか何が良いのか分からなくて当然なので、月1回でもいいから続けてみてくれたら嬉しいです。
両)アームスが体とつながっていない人は絶対ジャイロキネシス🄬をやるべき!去年の白鳥の湖公演の時、皆さんのメンテナンスの時間を強制的にでも作るべきだったかなと。アクシスの皆さんには身体も心も健康でキレイな状態でいてほしいです。
ピラティス = ハードな筋トレ!?
両)TVなどの影響もあって、ピラティスに対してハードなトレーニングを期待している人はまだまだ多いのかな、と感じています。それも一つの方法ではありますが、必ずしも強い負荷が良いとは限らないので、背骨など必要な個所を整えてから負荷を上げていくのがベターだと考えています。まずは自然な重力を利用したトレーニングから始めて、生徒さんに合わせて今後いろんなメニューを増やしていきたいと思っています。
柴)もしキッツい腹筋をご希望なら、ジャイロキネシス🄬でもできますよ♡
全員)笑
両)ジャイロキネシス🄬のじんわり汗の止まらない感は爽快ですね。
ケ)やはりお腹まわりを気にされる方は多いですよね。
柴)腹筋を鍛えたい、という声はよく聞きます。でも実際に「やる?」と言うとみんな、「ヤダー」(笑)
ケ)ヒップアップも人気ありますよね。でもキツイから実際やるとみんなしんどそう…さじ加減が(笑)
両)じゃ、キツめなものは月イチくらいで!(笑) ちょっとハードル高いチャレンジメニューがひとつかふたつくらいだと、みんな前向きにトライしてくれるかもですね。
柴)ジャイロキネシス🄬は椅子に座ってのレッスンだから、関節への負担が無くて、実はそこまでしんどくないんですよね。ご年配の方でも続けて通ってくださったり、腰や肩の痛みが改善したという声は多く聞きます。
両)ピラティスは背骨を調整することであらゆる体調改善につながると思います。全身の水分量のバランスが整って、巡りが良くなります。それぞれのレッスンにいろんな良いところがあるので、自分に合ったレッスンを見つけてもらえたら嬉しいですね。